《MUMEI》

「ま‥まず降りて頂けますか‥?」

「何で?」

「お願いしますっ‥」

「ほな──また遊び行く時付き合うてくれる?」

「うんっ‥付き合う‥から‥」

「よっしゃ☆」





満足げに笑って、ピョンッ、と飛び降りた。





「もうちょっとおってもええ?」

「うん‥‥‥」





いるだけなら、全然大丈夫‥。





「ぁ、バレてへんから安心してな?」

「──ゎ、良かった‥」

「ほんで──ツバメちゃん風邪引いたん?」

「あはは‥ちょっとだけ‥」

「ゴメンな?」

「‥ぇ」

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