《MUMEI》 「はるちゃん何でホッペなんだよ〜」 「静かにしろって…」 あの騒ぎの中、女の子達にお別れを言っていると横にいた武が周り中に居た女子を見てニヤニヤしていたので、ほっぺたをひっぱたいて連れてきたんだけど。 ちょっと離れた公園に居たはるちゃんを見つけてそれを見ていた時、さっき周りに居た女子に何でニヤニヤしてたんだよ、って聞く前に…植え込みの中で俺のお尻とか触りながらニヤニヤしてたんで、まぁ…なんとなく分かったからその事は聞かない事にした。 「ぁ…移動するみたい」 「ドコだあんま見えねぇ…あ…バカそこは…」 はるちゃん達を植え込みの中から見ていると、はるちゃんは梅子ちゃんの手を握って近くにあった遊具の所まで連れてって、一緒に座って遊びたそうにしてたけど、そこは…。 「シーソーに連れてってどうすんだよ…」 「釣り合っちゃったじゃんか…女の子にそれは厳禁だよ…」 やっぱり見た目通りはるちゃんと梅子ちゃんはシーソーの両端で釣り合ってしまって、梅子ちゃんは恥ずかしそうに顔を両手で覆って、耳まで恥ずかしそうに赤らめてしまっていた。 「武ってさ…制服が好きなの?」 「んぁ…何でだよ///」 だって…女子校の制服を見てニヤニヤしてたり、制服を着たままの時に武の部屋に俺が行った時なんか、そのままHになっちゃったりするし…。 「…そういや…好きかもな」 「今はいいけど…気を付けてね…」 大人になっても制服が好きとかは…俺、嫌だから。 「武が好きなら…俺はどんな格好でもするからね///」 「え…あぁ///」 武の為なら、俺はどんな事でもしたいから…。 どんな恥ずかしい格好でも、何でもしてあげる。 「じゃあ…このまま俺の部屋に来るか?」 「えっ…うん///」 俺に向かって差し出してきた武の手を取ると、女子校のミニスカ制服のまま武の腕にすがりついて一緒に寮へ帰ってった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |