《MUMEI》

お屋敷に着いて、天城君が私を引っ張って来たのは自分の部屋‥じゃなくて、リビングだった。





「ゎ──‥」





ホールみたいだ。





テーブルには、ティーカップが‥‥‥2つ?





「ツバメちゃんっ、座って座って☆」

「‥!!?」





いわれるがまま、イスに座らされた。





そしたら、奥からメイドさんが出て来て紅茶を注いでくれた。





って‥何で‥?





「ツバメちゃん──お砂糖とジャムどっちがええ?」

「ぇ、えっと‥」





紅茶にジャムとか入れたりするんだ‥。

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