《MUMEI》

ジャムは慣れないから──お砂糖にした。





「どない?」

「──美味しい‥」

「そか☆」





天城君、嬉しそう。





「ケーキもあるでっ?」

「ぇ」

「仰山食べてなっ、遠慮せんと」

「ぁ‥ありがと‥」





にしても天城君めちゃめちゃ食べる‥。





喫茶店でも2人分ペロッと平らげてたし‥。





「ツバメちゃん? ボク食べてまうよ?」

「ぁ‥私もうこれだけで十分だから──」

「ほんま? ほなもらうな☆」

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