《MUMEI》

「倉藪、もうええよ?」

「──はい。では後ほどお薬をお持ち致しますので」





倉藪が出てって、ツバメちゃんと2人になった。





もう夜や。





ツバメちゃん──帰らんくてええのかな。





友達‥心配してるんやないかな。





「ツバメちゃん──もう帰ってええよ?」

「ぇ」

「ほらっ、ボクもう大丈夫やし☆」

「ほんとに‥?」

「ほんまやて、ほんまほんま☆」





ツバメちゃんがおってくれるんは嬉しい。





せやけどな?





またツバメちゃんが熱出してもうてもつまらへんし。

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