《MUMEI》

「天城君、これあげるっ食べて♪」

「あっ、ずる〜いっアタシがそれあげようと思ってたの〜っ」

「早い者勝ち♪」

「〜〜〜‥天城君?」

「誰見てるの〜?」

「見てへんよ、誰も☆」





ほんまはお昼もツバメちゃんと一緒がええねんけどな──。





──ううん。





お昼の時だけやのうて──ずぅっと一緒におりたいんや。





ツバメちゃんだけやねんもん、今ボクに見えとるの。





完璧惚れてもうたわ──ほんまに。





女の子になん、これっぽっちも興味あらへんかったのに──。

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