《MUMEI》

カーラジオは、尚も淡々とした口調で伝え続ける。



*『納入伝票には、ジャム食品株式会社の相手先名が記されていたことから――…


北海道警では、死亡した天丼マンさんが、これらのアズキを十勝産と偽って転売していたものと見て、調べを進めています…。


…では、続いてのニュースです…。』



A常務「ありがとう。もう結構だ…。」



運転手は、無言でラジオのボリュームを下げた。



A常務「………。」



アンパンマンは、何かの思考に没頭するかの如く、窓の外をじっと見つめていた――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫