《MUMEI》

「お坊ちゃま──紅茶は──」

「今日はええわ。ぁ──明日もお弁当作ってくれへん?」

「はい、畏まりました」

「おおきに☆」





さぁて──宿題先にやっとかな。





「?」





ケータイが鳴りよった。





「ツバメちゃん‥?」





ツバメちゃんからメールやっ。





【神楽君、今日はお昼誘ってくれてありがと。

それで、もし良かったら‥今度は私がお弁当持ってってもいい‥?】





ツバメちゃんが‥?





わぁ──むっちゃ楽しみや☆





「何かいいお知らせですか?」

「うん☆」





むっちゃええ知らせや。





ボクのお気に入りからの──。

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