《MUMEI》

「大丈夫?ティイオラ」


雹里は心配そうにティイオラを見つめた。


「はい大丈夫ですよ、すぐに止まりますから」


「そうなんだ良かった、私お水持ってくるから少しだけ待っていて」


「すみません陛下、わざわざ私なんかのために」


「謝らなくて良いよ、私はティイオラのために行くんだよ」


ティイオラは少し驚いた顔をした。


雹里は満面の笑みを見せると走って行った。


「ありがとうございます、陛下」

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