《MUMEI》 「ほらっ、ちゃんと掻き混ぜないと駄目だってば」 「ハイッ‥」 悠乃は料理がめちゃめちゃ得意。 だから──調理実習とかでよく助けてもらってる。 「こーら、ぼんやりしてると焦がすよ?」 「‥!!」 集中集中‥。 「はい、火ぃ止めて」 「ぇ、もう‥?」 「余熱であったまるから。──で、固まってきたらクルッと──」 「ク‥クルッ‥?」 どうやって‥? 「そうそう、そのままいっちゃえ」 「このまま‥?」 クルッと‥ 「‥ぁ」 出来た‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |