《MUMEI》

放課後、また昨日の続きが始まった。





「巻く時はもっとこう──手早くね、手早く」

「‥て‥手早く‥」





って言われても‥。





「ッ!?」





何か跳ねたっ‥。





「ヤケドした‥?」

「‥大丈夫‥」





タマゴ焼き作るだけでかなり 苦戦してる気が‥。





「ほらっ、ガンバ!」

「はいぃ‥」





頑張ります‥天城君の為にっ‥。





「よーし、だんだんらしくなってきた」

「ほんとですかっ!?」

「何故に敬語‥?」

「ほんとにマシになってますかっ!?」

「うん、後は形的にもうちょっと綺麗に出来ればね」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫