《MUMEI》

「燕ー、朝‥‥‥って何してんのっ‥!?」

「悠乃が言ってくれたから、自力で頑張ってみよっかな〜って」

「───────」

「何か、ずっと悠乃に頼ってばっかりいたし──」





悠乃に頼らなくても、ちゃんと出来るようにしたいんだ。





「何か凄いね──」

「スゴイ‥?」

「あれだね、うん。成長?」

「──ぇ、身長は別に変わってないみたいだけど‥」

「中身だよ、な・か・み。気持ちっていうかさ」

「気持ち‥?」





──変わったかな。





私の気持ち──。

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