《MUMEI》

「──お帰り!」

「ただいま──」





まだ何かフワフワしてる。





「いい事あったみたいだね〜」

「ぇ、うん‥」





今日は1日中、いい事づくめだった。





──ううん。





たぶん、天城君と一緒にいる時はずっといい事づくめなんだ。





「ゴハン食べ行く?」

「うんっ」





──お腹ペコペコだ。




「あれ、風船もらって来たんだ」

「ぁ──うん、天城君が好きみたいで──」

「天城君さ、何か最近楽しそうだよね〜。やっぱ燕の──」

「ほらっ、は‥早く食堂行こっ?」

「照れちゃってぇ」

「〜〜〜‥」





照れてる訳じゃないけど‥‥‥。





ぃゃ‥やっぱり照れてるかな‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫