《MUMEI》

「ツバメちゃん? どないしたん? エラい暗い顔して」

「だって、もしバレたら‥」

「気配あるん?」

「うん‥ちょっと」

「そかぁ──」





落ち着いた声。





「やっぱ学園でイチャつくんはあかんかったかなぁ」

「うん‥」





そうかも‥。





前より会う回数増えてきたし‥。





この前なんか2人っきりで一夜明かしちゃったし‥。





それからデートなんかもしちゃったし‥。





やっぱりなぁ‥。

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