《MUMEI》

あの時と‥同じ‥?





『後は気合いで──』





プレゼント選びも‥気合いで何とかなる‥のかな。





「ま、燕のなら何でも喜んでくれんじゃない?」

「へっ‥」

「うん、準保護者のあたしが言うんだから間違いない」

「──ありがと♪」





まだまだ、悠乃には助けられてばっかりだ。





「ほらっ、ボケッとしてる暇ないよ? 時間は待ってくれないんだから」

「──うん!」





ボケッとしてる暇は──ない。

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