《MUMEI》

「なっ、今独りやろっ?」

「ぇ、うん‥」

「ほな大丈夫やな──」

「?」

「友達何時位に帰って来るん?」

「えっと‥夕方位‥」

「そか☆」

「しぃぃっ」

「?」

「隣りいるから‥」

「あはは、ゴメンゴメン──」

「ぃゃ、だから‥‥‥」





まだ声おっきいんだけど‥。





「2回目やな〜、この部屋来たの」





天城君はグルッと部屋見回して、それからベッドに飛び乗った。





「結構ええベッドやね☆」

「‥!!」





だから声おっきいってばっ‥。

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