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《MUMEI》 その服に袖をとうして、全身を写す鏡の前にたち、男の趣味が判った。若い子が着るスーツでした。 上下が揃ったスーツ。 色はごく普通のどこにでもあるような、デザインも普通。 何よりも私の頬を熱くしたのは、三十センチ丈くらいのミニスカートでした。 タイトのミニで、ヒップラインが、はっきり判る。 わたしは今年で三十八のおばさんです。こんな服が似合わない年です。着るのには抵抗があります。 「これを着て外出するの」 しかし、男の命令は絶対だ。逆らったりしたら何をされるか、判らな。 |
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