《MUMEI》

「あの──‥何で急に‥?」

「会いたなってな──」

「ぇ‥」

「いっつも来てもらうばっかりやったし──たまにはボクから行ってみよかな〜て」





ニッコリ笑って、キラキラオーラを振りまく。





「迷惑やった?」

「ううんっ、全然迷惑とかじゃないよっ?」

「ほんま?」

「うんっ。丁度ね? メールしようかなって思ってたりしたし‥」

「そかっ、ほな遠慮いらへんな☆」

「?」





あれ‥もしかして‥。





まさか、ね‥?

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