《MUMEI》
11話 楽しい時間。
──そうみたいだ。





「光輝は来んでも良かったのに〜」

「何だよつれねーなぁ、せっかく祝いに来てやったんだぞ?」

「ボクはツバメちゃんがおったらそれでええんやもん」





そんな2人のやり取りを見て、クラサワさんが苦笑してる。





「ケーキ、お持ちしますね」

「うんっ☆」

「──神楽君、ほんとに私いても‥」

「当たり前やん、ボクの彼女やろっ?」

「──ありがと‥」





彼女、って言われると、何かくすぐったい。





「──お待たせ致しました」

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