《MUMEI》 なんて思とったんやけど。 雨、止むどころかますます降ってきよった。 「あかんなぁ‥」 止む気配ゼロや。 「天城君雨嫌い?」 「うん‥」 「アタシもアタシも〜」 「体育は中だからラッキーだけどね──、天城君?」 「どこ行くの〜?」 「ゴメンな、ちょっと外さして?」 「え〜?」 「天城く〜ん‥」 「すぐ戻るで待っとって☆」 何でやろ、雨の日て独りになりたなる。 いつもはちゃうんやけどな? だってボク、寂しがり屋やし。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |