《MUMEI》
九条先輩SIDE
『峰?』


彼女が黙り込んでし
まった。何か考え込
んでいる様だ。


1つ下の彼女…良く
見掛ける彼女は常に
友達に囲まれ明るく
笑っていた。


『峰』と名前を呼ば
れ振り向く笑顔の君
に…いつしか心を奪
われていた。


俺が呼んでも、あの
笑顔を見せてくれる
だろうか?とずっと
名前を呼ぶチャンス
を狙っていた。


だから、今朝、君が
図書室に居た時には
神に感謝したんだ。


ーーーだけどーーー

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