《MUMEI》

ツバメちゃんに何て切り出そか──て考えとったら、授業どころやなかった。





もう昼休みや。





「天城君、食堂行こ♪」

「うん──」





毎日、同じ事繰り返しとる気ぃする。





みんなと挨拶して。





みんなと話して。





みんなとお昼食べて。





「天城君?」

「もしかしてどっか具合悪いのっ?」

「ううん、ちゃうちゃう。心配せんとって──」





ツバメちゃんは教室なんかな。





時間あったら覗いてみよか。

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