《MUMEI》 告白「天宮さん。好きです。付き合ってください!」 「・・・ごめんなさい。私、今は勉強に打ち込みたいの。ほら、来年にはもう受験でしょう?だから・・・」 「・・・そうですよねもうすぐ受験なんですよね。恋愛してる暇なんてありませんよね。」 「ごめんなさい。あなたのことはいい人だと思ってるからこれからも仲良くしてくださいね?」 「も、もちろんです!」 ふぅ。疲れた。いいこするのも楽じゃないわ。 でも、これが自然とこういう風に言葉が出てくるから不思議なのよね。 「おい!美咲!」 「明、どうしたの?木の上から出てくるなんて。本当に野生児ね。」 「木の上で寝てたんだよ。 それよりも、また男振ったのか?」 「だってめんどくさいし。それに・・」 「『それに、本当の自分のことなんか知らないし』だろ?」 「えぇ。そうよ。 私は本当の私を見抜けた人だけと付き合うわ。」 「じゃぁ俺は?俺も見抜いたよ?」 「あんたは論外。」 「なんでだよ〜」 「小さいころは本性最初からあんたには出してたから見抜いたとはいわないでしょッ。」 私は詐欺師♪小さな詐欺師♪ 一人だけ気付いてた あなたはだぁれ? あなたはどこまでわかっているの? あなたは本当に、永遠に私を必要としてくれるの? 前へ |次へ |
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