《MUMEI》

一緒に帰る、いうても寮のとこまでやけど──。





かなり距離あるんよなぁ、この学園広いから。





「なぁ‥」

「ぇ」

「平気なん?」

「──微妙‥」





気にはしとるみたいやけど‥手ぇ離さへん。





度胸あるなぁ‥。





ボクやったら出来ひん。





出来ひんから嘘ついてたんやもん。





ほんまは、そないな事したなかったんやけど、な‥。





「──明日からは──」

「‥‥‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫