《MUMEI》

いつもは、ボクが『大丈夫』やて言うてた。





ツバメちゃん、心配しとったから。





せやけど今度は、ボクが言われてもうた。





『心配せんとって☆』





ああ言うとったけど‥ほんまは恐かったんちゃうかな、ボク。





たぶん、ううん──絶対。





恐いけど、平気みたいな顔しとったんや。





意地っ張りなんかな‥?





強がりなんかな‥?





それとも‥。





それとも何や‥?





──何でもええか。





今、楽しいんやから。

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