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《MUMEI》 ホームルームギリギリまで、質問されっ放しだった。 何か、ちょっと楽しかった。 怒ってると思ってたみんなの反応が意外過ぎて‥拍子抜けしたけど‥。 「良かったじゃん？」 「──うん──‥」 「ん‥？ 何かあんの？」 「ほんとにいいのかな──」 「あったり前じゃん。彼女なんだからさ、もっと堂々としなよ」 「堂々‥？」 「じゃないと──」 「ぇ‥」 「ま、大丈夫だろうけど？ 天城君結構しっかりしてるしね。‥ん？」 「初めからああすれば良かったなぁ、って」 「いいんじゃない？ あれはあれで結構楽しんでたみたいじゃん」 前へ |次へ |
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