《MUMEI》

今までは、ちょっと無理してるみたいに見えたんだ。





無理に、明るく振る舞ってた、っていうか。





だから、ちょっと心配だったんだけど──。





「ん? どないしたん燕ちゃん?」

「良かったなぁ、って」

「ボクの事?」

「うん」

「ボクもやで☆」

「──?」

「ボクも同じ気分や☆」





お得意の、キラキラスマイル。





やっぱり眩しい。





卒倒はしなくなったけど──。





「──よいしょっ」





いつもの屋上。





「えっと‥‥‥どこ座ろっか」

「──ここにしよっ☆」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫