《MUMEI》

サボる気満々の神楽君に押されて、結局残る事になった。





でも、お昼寝するって感じじゃ全然ない。





たぶん、さっき言ったのは私を引き止める作戦だったんだ。





「えへ☆」





ぁ、ほんとだったんだ‥。





「せっかく一緒のとこにおるのに──離れてまうの勿体ないやん?」





そう言われれば、そんな気もする。





「それに──」

「それに?」

「今まで一緒におれんかった分も埋めなあかんしな☆」

「わッ‥」





これはまだ慣れてなかった‥。

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