《MUMEI》

ーーヘニャリーー
彼女がその場に座り
込んだ。


『うわわっ桜井?』


『…せ、先輩ーっっ
腰が抜けましたぁぁ
ぁー!』


『ブハッ…お前…』

笑いながら彼女の前
にしゃがみこむ。


『…で?返事は?』


『……ハイ……』

耳まで赤くして蚊の
鳴く様な返事をした


『聞こえないな!』

…本当は聞こえたけ
どね。少し意地悪。


『えー』

…泣きそうな顔して
もダメだよ?ちゃん
と君の気持ちを教え
て?ね…桜井?

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