《MUMEI》
秘密の図書室
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アイコはそのまま俺の顔を引き寄せて、キスしてきた。


いきなし、濃厚なヤツだった。





…………積極的だよなー、



いつものことだけど。





俺もアイコに答えるように、ものすっごい濃ゆ〜いヤツをかましてやった。

アイコは苦しそうに喘ぎながら唇を離す。

頬を紅く染めて、潤んだ目でじっと見つめてきた。


「もぉ、苦しいよぅ……」


カワイイ声で呟いた。

俺は無視して、またアイコの唇を塞ぐ。アイコは眉を歪ませながらも、俺のキスに応えていた。





…………たいしたヤツだよな。



ぜんぶ、演技なんだもんなぁ。





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