《MUMEI》 支度を済ませて、扉を開けたら。 「来た来た☆」 天使が待ち構えてた。 「行こか☆」 もう、人目は全然気にならないみたい。 手を繋ぐのも、すっかり恒例になった。 「明日もまた来てええ?」 「ぇ、うん──」 「やったあ☆」 「ちょっ‥!?」 みんな見てるよ‥!? 「えへへ☆」 ほんとに全然気にならないんだね‥。 「取られてもうたら大変やからな☆」 前へ |次へ |
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