《MUMEI》





「…関連した記述は」



リツも資料に眼を走らせ、言葉を引き継いだ。


「…補足文書にすら皆無、か。」



写真でも分かるのだから
実物を見た専門家が気付かないはずは無いのに、だ。




「ああ。………?!」




不意にサーチライトの光が二人を照らし出す。




《シンニュウシャ!シンニュウシャ!閲覧許可コード所得ナシ!》


警備ロボットの機械的な声が響き渡り、二人は飛び上がった。





「「やっべ!!」」







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