《MUMEI》 「どーしたんだ‥? カーテンまで閉め切って──」 「‥何で来るの‥?」 「妹が悩んでるってのに──見過ごす訳いかねーだろっ?」 ‥その笑顔が、辛い。 「‥独りに‥なっちゃ駄目かな‥」 「ん、いーけど──」 「‥ぇ」 「──お前がほんとにそーしたいんなら、な」 「‥‥‥‥‥‥‥」 本当は‥独りになんかなりたくない。 ‥君の側にいたい。 でもね‥今は駄目なんだ。 私‥‥‥‥私‥。 「よーし分かった♪ じゃあ取りあえず晩飯作ってくっから──」 「‥待って」 前へ |次へ |
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