《MUMEI》 「──? ぁ‥やっぱビックリ‥」 「──ううん、教えてくれて嬉しかった」 「そーか‥?」 「うん。──ありがと、こーちゃん」 「ん、ぁぁ──」 こーちゃんのほっぺたが、ちょっとだけ赤くなった。 「っと──‥ぁ、そうだ晩飯──。何かリクエストあるか?」 「うーん‥‥‥何でもいいよ」 「ん、そうか?」 「うん。────」 「?」 「ごめんね、嘘‥ついて‥」 「ん? ──嘘?」 「何でもないとか──そういう事‥」 何で‥言ったりしたんだろう‥。 「‥っ?」 こーちゃんの手が、私の頭を撫でている。 「やっぱまだちっさいんだなぁ──お前」 「ぇ‥」 「けど──もう10年かぁ──」 前へ |次へ |
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