《MUMEI》

那加、興味持ってくれたみたいだ。





でも──‥





「〜〜〜‥全然形にならないじゃない」





苦戦している。





「もっとちゃんと教えてよ」

「‥ぃゃ‥」





ちゃんと教えてるつもりなんだけどな‥。





「なぁ、ちょっと貸し‥」

「やだ。自分で作りたいの」





手伝おうとしても、逆効果。





「もっかい始めからやる」





ハンカチを広げて、やり直し始めた那加。





「あたしだって1人で出来るんだから」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫