《MUMEI》


「私に詳しいことはわからん。」

警備職員は苦い顔をして言った。



「しかし、お前たちが警備ロボットに見つかってすぐに守校長にフルア様から伝達があったそうだ。」

そう言って警備教員はジンに紙を渡した。

「えっ…?」






――フルア――



守校の創始者であり、

かつて動植物の突然変異、及び凶暴化が初めて巻き起こったとき


それを最初に察知し

何らかの形で全世界に警告した、とされる賢者




今では何処にいるかすらほとんど知られていない


謎に包まれた存在。



コンタクト(…と言ってもフルアからの一方通行だ)を取ることが出来るのは、歴代の守校長のみ。


守校長はを命尽きるまでそれを勤め

使命を次に引き渡す、という仕組みだという。






フルアはその存在自体も怪しいと思われている。


実際二人も、所詮伝説だと思っている節があったのだから、実在していることに驚きを隠せなかった。




それもそのはずだ。
不可思議なことに、守校が創立したのは六千五百年前…


それ以来フルアが『死んだ』という情報はないのだ。


人びとの『神』のような存在。それが


「フルア…」





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