《MUMEI》

「ぇ──」





いいものって──何だろう。





不思議に思いながら──私は、こーちゃんに付いて行った。





──噴水からは、水が吹き出していて──雫が、キラキラ光っていた。





こーちゃんは、噴水の周りをゆっくり歩きながら──角度を変えてみたりして、水しぶきにシャッターを向けている。





私は、そんなこーちゃんを見つめてぼんやりしていた。





──そうしたら。





「みかんっ、こっち来いよ♪」





こーちゃんが、私を呼んだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫