《MUMEI》

『俺さ、最初で最後
のラブシーンの相手
が海里で良かったな
って思ってるんだ!
ありがとなっ!』


『え!や、あの…』

…ドクン…
っ…んな顔して言う
な!バカ如月…。
リアクション取れな
いだろ!?

『あ、僕…お風呂に
入って来る!』

いたたまれなくて逃
げる様に風呂場へと
向かった。


『あっ逃げたな!』

笑いながら如月が
叫んだ。


…ドクンドクンドクン…
僕は…やっぱり変だ
如月の一言に胸が痛
くなったり、キュン
てなったり…

待てよ、そんな気持
ちを僕は知ってる…

コレって…まるで…
そう…まるで……


…恋シテルみたい…


『………!?!?』

ウェェェェェェ!!
!!!!(パニック)


え?誰が誰に?恋?
池の鯉?嫌、違う?
はえ?僕?何で?嘘
?まさか?如月を?


……好き??!!…


『…………』

バシャン!バシャバシャ
バシャン!!
取り敢えず頭から水
を被って冷静になろ
う!ってか…

『つ、冷て〜よっ』
バカな僕…。

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