《MUMEI》

「──ひーなーたぁ、日向ってばっ」

「〜〜〜‥」





耳元で‥那加の声がする。





‥‥‥那加の声‥?





「‥!!」





俺っ‥寝てたのか‥?





那加が寄りかかって来て寝た所までは‥覚えてる。




どうやら‥それから俺まで寝てしまったみたいだ‥。





「もぉ‥」





退屈だったのか、那加はちょっぴりお冠だ。





「日向寝ると長いんだから‥」

「‥ゎ、悪い‥」





今何時だ‥?





3時‥‥‥って事は‥2時間半は寝てしまっていた事になる。





昼寝にしてはちょっと寝過ぎたな‥。

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