《MUMEI》

『お姉さん!俺ね。
俺の名前がね…秋野
優飛って言うんだ!』

『はい?』

ーーアキノ ユウヒ?!


『だから…

♪アーキノユウヒに
テールヤマモーミジ

…てさ、二人の名前
で歌えんだぜ!!
凄いと思わない?』


『ぷっ…あははっ』


…あ、お姉さんが笑
った、やっぱ笑顔の
方が百倍可愛い。


『アキノユウヒ君!
ありがとね、初めて
自分の名前が好きに
なったわ…。』


『お姉さんさ〜いつ
も、そうやって笑っ
てなよ、女の子はさ
笑ってる方が良いよ
うん…』


『クスッそれも、と
ーちゃんの受け売り
でしょう?』


『あれ、バレてた?』

『『あははっ…』』

二人して笑い転げた。

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