《MUMEI》

1年前の放課後の部活中、






「あ、イタっ!」


「華乃?どしたの?」


「いや…なんかひざが…」


「え、まぢ?大丈夫?」


「たぶん、大会前だからって張り切りすぎてるだけだよ」


「ホントに?無理しないでよ〜今年の新人戦はあんたいなかったら、」


「大丈夫だって〜、気にしすぎ」


「あんたは気にしなさすぎ。」





あたしの足を気にかけてくれたのは親友の

河合 莉亜 【カワイ リア】。

小学校からの付き合いで家もけっこう近いから

仲がいいし、相談でもなんでもしてくれる



「莉亜は気にしないで〜、練習頑張って!

あたし今日は見学にするから」


「うん分かった」

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