《MUMEI》 「──うん」 あの日、君が私を見つけて、声をかけてくれて──。 そうしたら、雨が止んだ。 そして──虹が空に架かったんだ。 こーちゃんが見せてくれたんだよ──。 あの、綺麗な虹を。 だから、心配しないで。 大丈夫だから。 「なぁ、みかん──」 「?」 「俺な、不良やめてから、写真撮り始めて‥いつの間にかそれが、当たり前になって──‥、でもな? お前に会ってからなんだ。俺が、ほんとに写真撮って楽しいって思うよーになったの──」 前へ |次へ |
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