《MUMEI》 ──星空の中に、白い筋。 まるで、ミルクを流したみたいな。 「──っしゃあ! ついに来たかぁ♪」 こっちまで乗せられてしまいそうな位、すっごく嬉しそうに燥いでいるコウがいる。 私は、邪魔にならないように──その人から少し離れた。 何度も何度も、シャッターを切る音がする。 その音を聞きながら、私は天の河を眺めていた。 「───────」 ──綺麗。 すっごく綺麗──。 また見れたんだと思うと、嬉しくなる。 そして私は、願い事をする為に‥ゆっくりと目をつむった。 前へ |次へ |
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