《MUMEI》 「1つしか‥?」 「ほんとはいっぱいあるけど‥」 そう言って、ホッペタを赤くする那加。 「でも、ほんとに絶対叶えたいのは1つだけ」 「それって‥?」 「‥言わなくても分かるでしょ」 恥ずかしいのか、態度がぶっきらぼうになる。 「今日は何の勉強したの‥?」 いきなり、話題が変わった。 話を逸す為だろう。 「ねぇってば」 「‥ぁぁ、今日は──」 カバンからノートを出して、那加に見せてやる。 那加は学校に行ってない分、俺のノートで勉強しているんだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |