《MUMEI》 私は、こーちゃんと並んで天の河を見上げていた。 「──ねぇ、あれって──全部星なんだよね‥?」 「おう。ちっさい星が、こう──沢山集まって──」 「こーちゃん」 「‥ん」 「来年も──楽しみだね」 「──だなっ♪」 こーちゃんが、笑った。 「?」 「おっ──」 すかさず、シャッターを切る音。 「今日はツイてんなぁ♪」 さっき見えたのは、流れ星。 それを撮れて、こーちゃんは大満足。 「──っし、これで大丈夫だなっ」 「ぇ」 「願い事、叶うと思うぜ?」 「──うん」 ──叶うよね、きっと──。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |