《MUMEI》

.


俺は『コキンワカ』をかばんに詰め込み、それじゃ借りるよ!と爽やかに言ってのけた。


「俺、用事あるから帰るねー。明日、挨拶頑張れよ!」


バイバーイ☆とヒラヒラ手を振りながら、呆然とする天草を残し、急いで図書室から出て行った。





…………なんだか、



流れで、連絡先教えたけど(ムリヤリ)。



気まぐれで、メールか電話きたりして。





………なわけないか





俺は軽くため息をついて、さっさと家に帰った。



.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫