《MUMEI》

でも、君は───それをフィルムに写そうとしている。





写真を撮る時、いつだって──君の目は輝いていて。





いつだって、楽しそうで。





いつだって、凛々しい後ろ姿をしていて。





そんな君に、私の鼓動は高鳴って。





いつか、君が教えてくれたように──両手でフレームを作って覗いてみれば。





私の心に、君の姿が、鮮やかに焼き付く。





絶対に色褪せない、記憶として──。

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