《MUMEI》

──見上げれば、青い空。





──耳を澄ませば、風が囁く。





──波が笑う。






──いつもより少しだけ、ゆっくりと時間が過ぎていく。





「こーちゃん、あのね‥」

「ん──どーした?」

「──何で誘ってくれたの?」

「『何で』‥?」

「うん。──急にだったから、何でかなって──」

「そーゆー気分になったんだよな、何か──」

「気分‥?」

「ねーかな、そんな時──」

「───────」





私は──‥どうだろう。





よく、分からないけど──‥でも、私にもあると思う。





こーちゃんにあっみたいに。





気付いていないだけで、きっと──。

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