《MUMEI》 「ぅわッ‥!?」 いきなり那加の声がして‥焦った。 どうやら那加が‥起きたらしい‥。 「‥何してるの‥?」 「ぃゃ、ちょっと‥」 「あーっ!」 俺が短冊の束を持っているのに、気付いてしまった。 「見たのっ‥!?」 「ぇ‥」 「見たわね!? あたしが寝てる隙に〜っ」 「スイマセッ‥」 「問答無用ーっ!」 「〜〜〜!?」 まずいっ‥那加が本気で怒った‥!? 「姫サマっ‥あのッ‥ほんとに‥スイマセンでしたぁッ!」 前へ |次へ |
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