《MUMEI》

「天の河──綺麗だったよね」

「──ぁぁ」





綺麗だったな──。





「夏休み早く来ないかな〜」

「?」

「何でもない」

「再来週には1学期終わるから」

「‥うん」





ちょっとだけ、那加がニコッとした。





それが嬉しくて、つい俺まで笑ってしまった。





「日向笑い過ぎ」

「スイマセン‥」





でも、嬉しいんだからしょうがない。





「ねっ、ひまちゃん──今日は何して遊ぶ?」





那加、今度はひまわりに話しかけ始めた。





──楽しそうだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫